また会える時まで

16年連れ添った夫を突然死でお別れしました
また会いたい
私をお迎えに来てくれるって約束したよね?
あなたとの別れが自分で納得できるまで
そっと書いていこうと思います

20160207

処置室のドアが開くと、パパがベッドに乗せられて、CT室に連れて行かれた


また処置室に戻りすぐ、先生に呼ばれると


脳幹で出血しています

蘇生はしましたが

おそらく心臓が動くかぎりです

早ければ今日数時間か二、三日だと思います

蘇生は行いますか?


パパを見ると眠っているように

人工呼吸器に繋がれていた


私は

子どもたちが来るまでは蘇生してください


ぱぱの生命力をそこで諦めてしまった

子どもたちがくるまで手をにぎって

頭を撫でて、ぱぱの温もりを忘れないように


ずっと、

諦めるべきか

信じるべきか

隣で顔を見ながら

考えて


でも、考えれば考えるほど辛くなって


涙しか出てこなかった



20160207

救急車で移動、病院に着く寸前大きく仰け反ってぱぱの心臓は止まった


処置室に運ばれていった


私はどうしていいかわからず泣くだけだった


身内もいない


パパの兄弟は北海道


だれに、どうこの状況を相談していいのか

わからなかった


リダイヤルの一番上にいた

ままさんに電話


うちの家庭環境を知っている人で

いまから来てくれるっていってくれ

ちょっとだけ冷静になれて

長男も一緒に連れて来てもらうように頼んだ


それから北海道の弟宅に電話をした


だめかもしれない。。。と


処置室に入ってから30分たっても

誰も中からこない



20160207

救急車って、時間ばっかりかかって

すぐ病院には行ってくれないと思ってた


母がなくなった時も、私が連絡もらって

駆けつけたのに、まだ到着しなかった


息子が重度の心臓病で、救急車で行くより自分で病院に行く選択のほうが早いことを知っていた


だから、救急車を呼ぶという選択肢がなくて

慌てて、その場にいた柔道の先生に声かけして


みんなが、これは脳出血か脳梗塞の症状だよ

救急車よんで


駆けつけてきてくれた先生たちのおかげで

電話をすることができた


でも、ぱぱの症状がどんどん急変していく

寝ていることも、しゃべることもできなくなって


救急隊員がきてくれ、担架にのりすぐ、吐いて

そのまま、ぱぱの動きはとまってしまった


救急車に乗るとすぐ病院は決まった